Lesstep
GitLab・CI/CD のジョブのログ・GitLab Self-Managed 18.0 以降・2026年10月28日に確認

GitLab:更新のあと「This job does not have a trace.」と出る

GitLab は、18.0 以降に上げた GitLab Self-Managed で出ることがあるエラーとして、これを文書に載せています(ジョブのログのトラブルシューティング)。次の2つがそろったサーバーで、更新の移行が失敗したのが原因のことがあります:

This job does not have a trace.

更新で起きるわけ

逐次のログは、もとはその機能フラグでした。GitLab 17.11 でフラグがサーバーの設定に置き換わり、18.0 でフラグが消えました(設定の履歴)。逐次のログでは、ランナーがログを少しずつ送り、GitLab はそれを Redis に置いて 128 KB ごとに永続の置き場へ移し、ジョブが終わると Sidekiq のワーカーがログをオブジェクトストレージに保管します。逐次のログを使わないと、送られた分はディスクに一時的に置かれ、裏の処理がログを保管するまでそこにあります(逐次のログ)。

直し方

GitLab が示す直し方は1つです。逐次のログを入れ直すと、そのジョブのログが見えるようになります。管理者の権限と、CI/CD の成果物・ログ・ビルドのためのオブジェクトストレージが要ります。

curl --request PUT --header "PRIVATE-TOKEN: 管理者のトークン" \
  --url "https://gitlab.example.com/api/v4/application/settings" \
  --data "ci_job_live_trace_enabled=true"

先に今の値を見るなら、管理者で GET /application/settings を読み、ci_job_live_trace_enabled を探します。入れたとき、もう動いているジョブはそのままディスクにログを書き、新しいジョブから逐次のログになります(逐次のログの設定)。

このジョブに API が返すもの

ジョブの API にはこの文はありません。GitLab のソース(lib/gitlab/ci/trace.rb・lib/api/ci/jobs.rb・2026年10月28日に確認)では、ログの GET /projects/:id/jobs/:job_id/trace は、保管済みのログ、ログの逐次の断片、ディスクのログのファイルの順に探し、どれも無ければ 200 で中身の無い答えを返します。そのため API で読む道具からは、まだ何も書いていないジョブや、ログを消されたジョブと同じく、空のログに見えます。ジョブのログが見えない・空の理由も見てください。

IntelliJ IDEA で GitLab のジョブのログを見るなら

Lesstep の Pipeline Inbox for GitLab CI は、JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。GitLab のプロジェクトのパイプラインをジョブといっしょに一覧にし、ジョブのログを IDE の下のコンソールで、ログの色のまま開きます。動いているジョブは書かれるそばから追います。ログは API で読むので、こうしたジョブには、終わったジョブにログが無いとジョブの状態を添えて言います。直すのはサーバーの側で、上のとおりです。見るのは無料、再実行・取り消し・実行は Pro(月 US$1.50・30日間の無料試用つき)です。画面は日本語です。

GITLAB は GitLab Inc. の商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは GitLab Inc.・JetBrains のいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。

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