IntelliJ IDEA・PyCharm ほか JetBrains の IDE で GitLab CI のパイプライン・ジョブ・ログを見る
JetBrains の IDE には GitLab の機能が標準で入っています。IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・PhpStorm・GoLand・CLion・Rider は 2023.2 から対応していて、CI/CD にも2つの形で届いています。JetBrains の課題管理によれば、マージリクエスト(MR)の詳細には GitLab のジョブへのリンクつきでチェックが出て、.gitlab-ci.yml には編集の支援があります。MR の中で状態が分かればよいなら、標準の機能で足りるかもしれません。ただし手動のジョブが失敗したチェックとして出ることがあり(IJPL-84153、Open)、こちらは入れた IDE では試していません。
課題管理で未対応になっているのは IDE の中の CI の画面、つまりプロジェクトのビルドを状態・再実行・取り消しつきで並べる一覧です(IJPL-82612、Backlog、2015年に起票)。Marketplace にはそのためのプラグインがあります。IDE の中で GitLab のパイプライン・ジョブ・ジョブのログを見る汎用の選択肢として見つかったのは次のものです。
お断り:このうちの1つ(Pipeline Inbox for GitLab CI)は Lesstep が作っています。ほかは、JetBrains のヘルプと課題管理、それぞれの JetBrains Marketplace のページ(説明・変更履歴・版の一覧・米国での値段)と、リンクがあればそのプラグインの README をもとに書きました。そこに書かれていないことは、推測せずに「説明に書かれていない」とします。 GITLAB は、米国その他の国と地域における GitLab Inc. の商標です。Pipeline Inbox for GitLab CI は GitLab Inc. と提携しておらず、GitLab Inc. の推奨・後援・承認も受けていません。 誤りのご指摘は support@lesstep.com へ(日本語で大丈夫です)。English
どれが合うか
- MR のパイプラインの状態が分かればよい、または
.gitlab-ci.ymlを書く助けが欲しい:まず標準の機能から。JetBrains の課題管理によれば MR の詳細にチェックが出て、JetBrains のヘルプには.gitlab-ci.ymlの色分け・検査・補完が挙がっています。ヘルプが GitLab 連携に挙げているのは GitLab 14.0 以降です。 - MR とは別に、プロジェクトのパイプラインをジョブつきで一覧にしたい:ビルドの一覧のある CI の画面は、標準の機能への未対応の要望です。GitLab CICD・GitLab Pipeline Monitor・Crocodile for GitLab・Sciak Flow はパイプライン・ジョブ・ジョブのログを並べます。MerryLab の変更履歴にはパイプラインのログがあります。Pipeline Inbox(こちらのもの)はパイプラインとそのジョブを並べます。Cockpit for GitLab は MR を通してパイプラインを見せます。
- GitLab のプロジェクトが多く、パイプラインを1つの一覧で見たい:GitLab Pipeline Monitor はワークスペースで見つけたプロジェクトを並べ、それぞれの最新のパイプラインのダッシュボードがあります。Pipeline Inbox(こちらのもの)は、IDE で開いている GitLab のプロジェクト全部のパイプライン、またはそのグループで最近動きのあったプロジェクトのパイプラインをまとめて並べます。Sciak Flow は複数のリポジトリを持つプロジェクトに対応していません。GitLab Pipeline Viewer(無料・版 1.0.0。下の注を参照)も複数のプロジェクトのパイプラインを並べます。
- IDE から再実行・取り消し・実行をしたい:Crocodile for GitLab と Cockpit for GitLab(どちらも無料)は再実行と停止か取り消しを、Sciak Flow(無料)はジョブの取り消しと再実行を挙げています。GitLab CICD(有料)と GitLab Pipeline Monitor(変更履歴では、パイプラインの作成・取り消し・再実行は Premium と呼ぶ有料の段)も挙げています。GitLab Pipeline Viewer(無料。注を参照)も作成・取り消し・再実行ができます。
- 無料のプラグインがいい:Crocodile for GitLab・Cockpit for GitLab・Sciak Flow は無料、GitLab Pipeline Monitor は見るのは無料、Pipeline Inbox(こちらのもの)は読むのは無料です。GitLab CICD と MerryLab は有料です。GitLab Pipeline Viewer(注にあります)も無料です。
- IDE が 2024.3〜2025.2:標準の機能はあります。GitLab CICD・GitLab Pipeline Monitor・Crocodile for GitLab・MerryLab は、3つとも入る版が Marketplace にあります。Sciak Flow には 2025.1 と 2025.2 向けの古い版の系列があります(2024.3 はなし・MCP のツールもなし)。Cockpit for GitLab は 2025.2 から、Pipeline Inbox(こちらのもの)は 2024.1 から入ります。
- 社内の GitLab Self-Managed が 17 より古い:標準の機能は 14.0 以降、GitLab CICD は 15.x 以降をうたっていて、Cockpit for GitLab は 17 以降が必要です。GitLab Pipeline Monitor の 16.5 以降は、パイプラインを作るときに
.gitlab-ci.ymlの入力を読む機能だけのもので、プラグイン全体の条件ではありません。Pipeline Inbox(こちらのもの)の 16.7 以降も、トークンの作成画面を開く設定のリンクだけのものです。Crocodile for GitLab・Sciak Flow・MerryLab・Pipeline Inbox(こちらのもの)は最低の版を書いていません。こちらのものは GitLab CE 18.11 と 19.5 で確かめました(2026年10月22日)。それより古い版では確かめていません。 - AI エージェントとの連携が欲しい:Sciak Flow の変更履歴には、パイプラインのジョブとジョブのログを返す MCP のツールがあります(版 16.4.0 から・IDE 2025.3 以降)。MR の一覧にパイプラインの状態を出す JetLab は、MCP サーバー、「AI Review」の操作、自分の API キーでの文章の手直しをうたっています。MCP Server AI Companion は MR のパイプラインを AI エージェントに返します。版によって違うので、カードとその下の注を見てください。
- AI 機能なし・計測なしと自分の説明に書いてあるパイプラインの一覧がいい:Pipeline Inbox for GitLab CI(Lesstep のもの)。無料の Crocodile for GitLab は AI の機能を挙げておらず、トークンもデータも第三者に送らないと書いています。再実行と停止もあります。ほかの多くは AI の機能を挙げておらず、計測については何も書いていません。
主な選択肢
JetBrains の IDE に標準で入っている機能(2023.2 から)
- IDE
- それぞれの「What's New」のページによれば、IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・PhpStorm・GoLand・CLion・Rider が 2023.2 から。RubyMine・DataGrip・RustRover・DataSpell のヘルプにも同じ GitLab の項目があります(いつからかは書かれていません)。最初から入っていて有効。ヘルプにはエディションの制限は書かれていません。
- GitLab
- ヘルプによれば GitLab Community Edition と Enterprise Edition の 14.0 以降。ヘルプには GitLab.com・Self-Managed・Dedicated という名前は出てきません。ログインは権限 api と read_user の個人アクセストークンです。OAuth でのログインは 2026.3 の早期アクセス版に入っていて、まだ正式版にはありません(IJPL-201684)。
.gitlab-ci.ymlの項目はサーバーの版を挙げていません。 - パイプライン
- ヘルプには書かれていませんが、JetBrains の課題管理には、MR の詳細に GitLab のジョブへのリンクつきでチェックが出ることが記録されています。MR に出るパイプライン(IJPL-84261)と、CI の表示で手動のジョブが失敗と出る件(IJPL-84263)は 2023.2.2 で、チェックの詳細のリンクは 2024.1 で直りました(IJPL-81383、IJPL-77524)。手動のジョブが失敗したチェックとして数えられる件は Open のままです(IJPL-84153)。IJPL-84154 が起票された2023年の時点では、詳細の欄に出る状態は成功・失敗・実行中でした。
- ほかに
- ヘルプ(2026年4月22日のページ)によれば、GitLab CI/CD の設定ファイル
.gitlab-ci.ymlへの対応:色分け、検査(重複したジョブ、定義のないジョブとステージ)、補完、移動、クイックドキュメント、使用箇所の検索、名前の変更、シェルスクリプトの埋め込み。IJPL-173842(Fixed)への返信によれば、ステージとジョブのコード補助は 2025.1 から。 - 未対応の要望
- 2026年10月19日の JetBrains の課題管理で:ビルドの一覧と状態・再実行・取り消しのある CI の画面(IJPL-82612、Backlog、85票)、MR の一覧でのチェックの状態(IJPL-82593、Open)、Git のログでの CI の状態(IJPL-82621、Open。2024.1 の What's New には GitHub のコミットのチェックの列として載っています)、スキップされたジョブなどのチェックの状態の追加(IJPL-84154、To be discussed)、手動のジョブが失敗したチェックとして数えられる件(IJPL-84153、Open)。
- 値段
- IDE の一部。別の値段はありません。
GitLab CICD
- IDE
- 入れ方の説明によれば、IntelliJ IDEA・CLion・PyCharm ほか IntelliJ 系の IDE。Marketplace には 2024.3〜2026.2 に入る版があります:2024.3・2025.1・2025.2 に 2025.3.0.243-252、2025.3 に 2026.1.0、2026.1 と 2026.2 に 2026.1.1(2026年7月20日)。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません。説明では GitLab SaaS と、GitLab Self-Managed の 15.x 以降。Dedicated は書かれていません。
- パイプライン
- 状態つきのパイプラインと、それぞれのステージとジョブ。パイプラインやジョブの実行・取り消し・再実行(変更履歴では、ステージの手動のジョブをまとめて動かす機能が加わっています)。ジョブのログをリアルタイムで。ジョブの成果物のダウンロード。パイプラインの開始と終了の通知。
.gitlab-ci.ymlの検証。 - ほかに
- 説明には、GitLab に直接つなぐクライアントで、GitLab 以外のサーバーにはデータを送らず、トークンは IDE のパスワード保管庫に入れるとあります。説明にも変更履歴にも AI の機能はありません。
- 値段
- 有料:個人 月 US$1.50・年 US$15、組織 月 US$3・年 US$30(説明には1人あたりとは書かれていません)、試用14日。
GitLab Pipeline Monitor
- IDE
- どの JetBrains の IDE かは説明に書かれていません。Marketplace には 2024.3〜2026.2 に入る版 2026.3.3(2026年9月29日)があります。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません。GitLab.com か自前のインスタンスで、権限 api のトークンが必要。版と Dedicated は書かれていません。パイプラインを作るときに
.gitlab-ci.ymlの入力を読む機能は GitLab 16.5 以降とあります。 - パイプライン
- ワークスペースで見つけた GitLab のプロジェクト全部(設定で、開いている IDE のウィンドウ全部にも)のパイプライン。読み込んだプロジェクトそれぞれの最新のパイプラインを並べるダッシュボードのタブ(版 2026.3.0)。自動の更新、ブランチ・状態・自分のパイプラインでの絞り込み、ステージとジョブ、アップストリームとダウンストリームのパイプライン、色つきで流れるジョブのログ、作成・取り消し・再実行・手動実行、パイプラインが終わったときの通知。
- ほかに
- 環境ごとのデプロイと承認、パイプラインのスケジュール。説明にも変更履歴にも AI の機能はありません。
- 値段
- 一部無料。変更履歴(2026年6月)によれば、パイプライン・ジョブ・ログ・デプロイを見るのは無料のままで、パイプラインの作成・取り消し・再実行、スケジュール、デプロイの承認は Premium(このプラグインの有料の段の名前で、GitLab の Premium ではありません)。個人 月 US$1・年 US$10、組織 月 US$2・年 US$20(説明には1人あたりとは書かれていません)、試用14日。
Crocodile for GitLab
- IDE
- 説明では JetBrains の IDE。Marketplace には 2024.3〜2026.2 に入る版 2.10.0(2026年10月6日)があります。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません。説明では GitLab.com・Self-Managed・GitLab Dedicated。版は書かれていません。入れ方の説明では、権限 api のトークンと Maintainer のロールが必要です。
- パイプライン
- パイプラインは版 2.0(2025年9月)から。ジョブの実行・停止・再実行、手動のジョブの開始と、開始と終了の通知、動いているジョブのログ(変更履歴では、畳めるログの欄が加わっています)、パイプラインからのタグやブランチの作成、プロジェクトの参加者がプラグインの中で見られるパイプラインへのメモ。
- ほかに
- CI/CD の変数(作成・編集・コピー・プロジェクト間の移行・取り消し)とデプロイの環境。説明には、トークンもデータも第三者には送らず、設定した GitLab の API とだけ話すとあります。説明にも変更履歴にも AI の機能はありません。
- 値段
- 無料(説明では「100% free」)。
Cockpit for GitLab
- IDE
- README によれば 2025.2 以降の IntelliJ 系の IDE(IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・GoLand の名前があります)。2024.3 と 2025.1 に入る版は Marketplace にありません。今の版は 0.18.0(2026年7月30日)です。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません。gitlab.com と、Self-Managed の GitLab 17 以降。権限 api のトークンが必要。Dedicated は書かれていません。
- パイプライン
- MR を軸にしています:MR ごとのパイプラインをステージとジョブで(通ったステージは1行に畳む)、再実行・取り消し・手動実行、ブランチでのパイプラインの実行、エディターのタブに色つきで流れるジョブのログ、ダウンストリームのパイプライン、マージ先のブランチのマージ後のパイプライン、ツールウィンドウを閉じていても届く通知。MR とは別のプロジェクトのパイプラインの一覧は、説明にも README にも書かれていません。
- ほかに
- MR のレビュー(一覧・コメント・承認・マージ)。説明にも README にも変更履歴にも AI の機能はありません。
- 値段
- 無料。Marketplace と README では Apache 2.0 ライセンス。
Sciak Flow for Gitlab
- IDE
- 説明に書かれていません。Marketplace には 2025.1 以降の IDE の版ごとに別の版の系列があり(2026.2 には 18.2.0、2026年10月18日。2025.1 と 2025.2 には 15.0.x)、2024.3 に入る版はありません。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません(説明にも、GitLab Inc. と提携していないとあります)。エディションも版も書かれていません。API に全部アクセスできるトークンが必要です。説明によれば、複数のリポジトリを持つプロジェクトには対応していません。
- パイプライン
- パイプライン・ジョブ・ジョブのログの表示、ジョブの取り消しと再実行。変更履歴では、パイプラインの図が加わっています。
- ほかに
- MR(作成・更新・承認・マージ・クローズ・差分の中のコメント)。AI:変更履歴には、版 16.4.0(2025.3 向け以降)から AI エージェント向けの MCP のツール(課題の取得、課題と MR の作成、パイプラインのジョブ、最後のパイプライン、ジョブのログを取れるパイプラインのツール一式)、17.0.0(2026.1 以降)から MR へのコメントがあります。コードレビューと MR の説明のための「ai」のスキルにも触れていますが、中身は書かれていません。2025.1 と 2025.2 向けの版の変更履歴には、こうしたツールはありません。
- 値段
- 無料。Marketplace では MIT ライセンス。
MerryLab — Integration for GitLab
- IDE
- 説明では IntelliJ IDEA。ほかの IDE は書かれていません。Marketplace には 2024.3〜2025.3 に版 2026.07.21、2026.1 以降に版 2026.08.04 があります。
- GitLab
- GitLab, Inc. が出しているものではありません。エディションも版も説明に書かれていません。
- パイプライン
- 説明には、MR と CI/CD のパイプラインを管理するとあります。変更履歴(中国語と英語)には、パイプラインのログ、パイプラインの絞り込み、ジョブの一覧、ログの中の Maven の色分けがあります。
- ほかに
- コメントつきの MR の差分、レビューのモード、MR の作成。説明にも変更履歴にも AI の機能はありません。
- 値段
- 有料:個人も組織も 月 US$1・年 US$10(説明には1人あたりとは書かれていません)、試用30日。
Pipeline Inbox for GitLab CI(Lesstep)
- IDE
- 2024.1 以降:IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・Rider ほか、Git が使える JetBrains の IDE と、Android Studio Koala(2024.1.1)以降。
- GitLab
- GitLab.com(HTTPS と SSH のリモート)と GitLab Self-Managed(Free 以上)。サーバーはいくつでも、それぞれにトークン。Self-Managed の最低の版と GitLab Dedicated はページに書いていません。ページには、有料の操作を Runner つきの GitLab CE 18.11 と 19.5 で確かめたと書いています。名前と権限を入力済みでトークンの作成画面を開く設定のリンクは GitLab 16.7 以降が必要です。それより古い GitLab では、プロフィールの設定でトークンを作ります。
- パイプライン
- IDE で開いている GitLab のプロジェクト全部(複数リポジトリのプロジェクトも)のパイプラインをまとめて、またはそれぞれのグループか自分がメンバーのプロジェクトのうち最近動きのあった20件。自分が始めたもの・いまのブランチ(そのブランチの開いている MR のパイプラインも)・失敗したものの絞り込み。1行に、状態・コミットのタイトル・ブランチか MR・始めた人・かかった時間。ダウンストリームと子のパイプラインつきのステージごとのジョブ、動いているジョブを追うコンソールのジョブのログ。自分が始めたパイプラインが終わったときの通知(IDE にクローンしてあるプロジェクト)と、ステータスバーにいまのブランチの最新のパイプライン。
- ほかに
- 公開プロジェクトはトークンなしで読めます(パイプラインをメンバーにしか見せない設定のプロジェクトを除く)。ジョブのログにはトークンが要ります。AI 機能なし・計測なし。ページには GitLab 以外とは通信しないと書いていて、トークンは IDE のパスワード保管庫に入れます。画面は英語と日本語。
- 値段
- 読むのは無料:パイプラインの一覧・ステージごとのジョブ・ジョブのログ・通知・ステータスバー。再実行・取り消し・手動のジョブの実行・新しいパイプラインの実行は、個人 月 US$1.50・年 US$15、組織 1人 月 US$3・年 US$30、試用30日。
小さいもの、範囲の狭いものもあります。Pipeline Viewer(無料。Marketplace では AGPL-3.0 ライセンス。2024.3〜2026.2 に入る版あり)の説明は GitLab のパイプラインを追うという1文で、変更履歴には通知、見張るブランチとタグがあります。ジョブとログは書かれていません。
GitLab Pipeline Viewer(無料。GitLab, Inc. が出しているものではありません。版 1.0.0、2026年9月16日)は複数のプロジェクトのパイプラインを並べ、パイプラインとジョブの作成・取り消し・再実行、手動のジョブの実行、検索つきのジョブのログがあります。IntelliJ IDEA 2023.1 以降と、権限 api のトークンを挙げています。
GitPipeline(無料)はパイプラインとジョブのログを並べ、自前の GitLab 16.x を任意としています。説明には IDE 2026.1.x、プロジェクトは5つまで、パイプラインは10件までとあり、2026.2 に入る版は Marketplace にありません。
GitLab Pipeline Watcher(無料。GitLab, Inc. が出しているものではありません。IDE 2025.2 以降)は、いまのプロジェクトの最近のパイプラインを並べ、プッシュしたタグのパイプラインを追い、JetBrains の GitLab のプラグインのログインを使います。変更履歴(スペイン語)では、ジョブの再実行とジョブの成果物のダウンロードが加わっています。
Pipeline Notifier(無料。IDE 2026.2 以降)は、GitLab のパイプラインか GitHub Actions の実行が失敗したら知らせます。
GitLab CI Companion(無料。GitLab, Inc. が出しているものではありません)は .gitlab-ci.yml を手元で検査します。パイプラインとジョブを見る画面は、トークンを入れたときだけです。
AOne GitLab Connect(無料。GitLab, Inc. が出しているものではありません)はベータ版(1.0.0-beta.1、2026年7月25日)で、IDE 2026.2 以降向けです。説明には GitLab 13.x〜19.x とあり、MR の詳細と並んでパイプラインの状態の見張りが挙がっています。
JetLab(有料。Majera Software が出しているもので、GitLab, Inc. のものではありません。2025.3 以降向け)は MR のプラグインで、変更履歴には MR の一覧のパイプラインの状態と、外部のパイプラインへの対応があります。ジョブとログのあるパイプラインの画面は書かれていません。変更履歴にある AI の機能は版によって違います:AI エージェント向けの MCP サーバー(2026.1 と 2026.2 向け。2025.3 向けにはなし)、MR の「AI Review」の操作(版 2026.3.3、2026年9月。2025.3 向けにはなし)、自分の API キーが要る文章の手直し(どの版にも)。
CIclone(有料。個人 年 US$40、組織 US$80、試用30日)は CI のビルドが終わったら知らせ、失敗したテストへ飛びます。冒頭の1文は GitLab CI/CD を挙げていますが、説明の対応する CI の一覧には入っておらず、変更履歴では 2024.2 までの版に GitLab のツールウィンドウがあったとしています。
MCP Server AI Companion(無料。IDE 2025.3 以降)は AI エージェント向けの汎用の MCP サーバーです。IDE の GitLab のアカウントを通して、get_merge_request のツールが MR のパイプラインを返します。パイプラインやジョブのログのためのツールはありません。
Merge Request Integration CE(GitLab, Inc. が出しているものではありません。最終更新 2021年3月7日)はパイプラインの状態の確認を挙げていますが、2024.3〜2026.2 に入る版が Marketplace にありません。
GitLab 自身の GitLab Duo(GitLab, Inc. が出しているもの)は、コードの提案・エージェント・チャットの AI アシスタントで、説明にパイプラインは出てきません。
.gitlab-ci.yml を編集・検査するプラグイン(CI Aid for GitLab・CI Lint for GitLab・CI Pipeline Lint・GitLab CI Break Lint)、CI のファイルを作るものやビルドを起動するだけのもの、GitLab のパイプラインが道具箱の1つの部品にすぎないものは外しました。このページは、IDE の中で GitLab のパイプライン・ジョブ・ジョブのログを見る汎用の道具に絞っています。
値段は、2026年10月19日(こちらのものは2026年10月23日)に Marketplace に載っていた米国での1年目の値段です。ほかの国や2年目以降は違うことがあります。日付も同じページから取りました(UTC)。
標準の機能がパイプラインから読む物(ソースで確認)
上の欄の課題管理の記録は、標準の機能を外から見た物です。IntelliJ IDEA の GitLab の機能のソース(2026年10月30日に確認)では、その CI はマージリクエストの詳細にある1行です:
- 読むのはマージリクエストの最新のパイプライン(head pipeline)で、そこからジョブごとに、名前・状態・失敗してよいジョブか・GitLab のジョブのページの住所だけを読みます。ジョブは1,000件まで、同じ名前のジョブがいくつあっても1つだけ出ます(mergeRequest.graphql・pipeline.graphql・ciJob.graphql・GitLabPipelineDTO.kt)。
- 行は「All required checks have passed」(必須のチェックは全部通った)・「Checks in progress…」(チェック中)・「Checks in progress, and some already failed…」(チェック中で、もう失敗もある)・「Checks failed」(チェックが失敗)のどれかで、必須のジョブが手動(manual)かスキップのままだと「Checks failed」になります。どのジョブが必須に数えられるかとその理由はGitLab がマージを断った理由に書きました。
- 行の横の Details… は「Open in Browser」(ブラウザで開く)という一覧を開き、ジョブの名前と状態のアイコンが並びます。ジョブを選ぶと、その GitLab のページがブラウザで開きます(GitLabMergeRequestStatusViewModel.kt・CodeReviewDetailsStatusComponentFactory.kt・CollaborationToolsBundle.properties)。
- プロジェクトのパイプラインの一覧・ジョブのログ・ジョブやパイプラインの再実行・取り消し・実行を GitLab に頼む処理は見つかりませんでした。REST の呼び出しにも、GraphQL の問い合わせと変更にもありません(api/request・mergerequest/api/request・resources/graphql)。ほかの CI の部分は、欄にある
.gitlab-ci.ymlの編集の支援です。
つまり標準の機能で分かるのは、マージリクエストの必須のジョブが通ったかどうかで、その先は GitLab に任せます。失敗したジョブのログ・再実行・手動のジョブの実行・マージリクエストの無いブランチのパイプラインは GitLab で見ることになります。上の欄のプラグインは、そのうちのいくつか、または全部を IDE の中に持ってきます。どれができるかは欄ごとに書いてあります。
ほかの比較
- JetBrains の IDE で Azure DevOps のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で Bitbucket のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で GitLab のマージリクエストを扱う
- JetBrains の IDE で Forgejo・Gitea のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で Jenkins のビルドを見る
- JetBrains の IDE で GitHub Actions の実行を見る
出典
- JetBrains のヘルプ(IntelliJ IDEA):GitLab CI/CD(2026年4月22日)、GitLab アカウントの設定(2026年8月25日)、届いた MR のレビュー(2026年6月19日)。上に挙げたほかの IDE のヘルプにも同じ項目があります
- JetBrains の What's New:IntelliJ IDEA 2023.2 と、PyCharm・WebStorm・PhpStorm・GoLand・CLion・Rider の 2023.2 のページの GitLab 連携。IntelliJ IDEA 2024.1 の CI のチェックの列
- JetBrains の課題管理:上にリンクした課題(状態は2026年10月19日時点)
- プラグイン:上にリンクした JetBrains Marketplace のページ(説明・変更履歴・版と対応の一覧・値段と試用の長さは2026年10月19日時点)、Cockpit for GitLab の README(その Marketplace のページからリンク)、Pipeline Inbox for GitLab CI はそのページ
- 一覧の作り方:2026年10月19日に Marketplace で110の語を、IDE の版の絞り込みなしと、ありで(2024.3・2025.2・2026.2)検索しました。その中には「gitlab pipeline」「gitlab pipelines」「gitlab ci」「gitlab ci/cd」「gitlab jobs」「gitlab job log」「pipeline」「ci status」「gitlab runner」「gitlab」があります。出てきたものすべての説明を、GitLab と、パイプライン・ジョブ・CI について読みました。これらの検索で出てこないプラグインもあるかもしれません。
- このページは英語のページの日本語訳です(2026年10月23日)。