IntelliJ IDEA・PyCharm ほか JetBrains の IDE で GitHub Actions のワークフローの実行・ジョブ・ログを見る
JetBrains の IDE には GitHub のプラグインが同梱されています。GitHub Actions については、ワークフローのファイルを書く手助けと、プルリクやコミットのチェックが通ったかの表示はありますが、ジョブとログつきのワークフローの実行の一覧はありません。実行のログを IDE で読みたいという要望(IJPL-74267)は、2022年1月から Submitted のままです。IntelliJ IDEA 2026.3 の早期アクセス版には、自分がプッシュしたコミットのワークフローの実行が失敗すると知らせる設定(既定では切)が加わりました。実行を追い、ログを読み、操作することは、JetBrains Marketplace のプラグインに任されています。そのための汎用の選択肢として見つかったのは次のものです。
お断り:このうちの1つ(Pipeline Inbox for GitHub Actions Workflows)は Lesstep が作っています。ほかは、それぞれの JetBrains Marketplace のページ(説明・変更履歴・版の一覧・米国での値段)をもとに書きました。そこに書かれていないことは、推測せずに「説明に書かれていない」とします。 GitHub と GitHub Actions は GitHub, Inc. の商標です。Pipeline Inbox for GitHub Actions Workflows は GitHub, Inc. と提携しておらず、後援・承認も受けていません。 誤りのご指摘は support@lesstep.com へ(日本語で大丈夫です)。English
どれが合うか
- このプロジェクトのワークフローの実行・ジョブ・ログを無料で IDE に出したい:この中で群を抜いてダウンロードが多いのは GitHub Actions Manager です(816,437 回)。実行・ジョブ・ステップのログを見るのは無料で、ブランチ(いまのブランチも)・実行者・イベント・状態で絞れ、github.com と GitHub Enterprise Server に対応します。Pipeline Inbox(こちらのもの)も読むのは無料です:実行・ジョブとステップ・ジョブのログ。小さな無料のものでは、ActionLens と GitHub Actions Controller もジョブのログを見せます。
- 多くのリポジトリの実行を1つの一覧で見たい(プロジェクトの外のものや組織全体も):Pipeline Inbox(こちらのもの)は、このプロジェクトのリポジトリを Git のリモートから取り、貼り付けたリポジトリ(owner/repository かそのアドレス)、組織の全リポジトリ、トークンがあれば最近自分が動いたリポジトリを足せます。絞り込みは、自分がプッシュした・始めたもの、いまのブランチ、失敗、自分のレビュー待ち。GitHub Actions Viewer(無料、IDE 2026.2)は、いまのワークスペースの全リポジトリを木で見せます。GitHub Actions Manager は、どのリポジトリを出すか隠すかを選べます。プロジェクトの外のリポジトリを足せるかは説明に書かれていません。Pipeline Notifier(無料)は、ほかのリポジトリの失敗も見張りますが、通知だけです。
- IDE から再実行・キャンセル・ワークフローの実行・デプロイの承認をしたい:GitHub Actions Manager(有料の機能、試用30日)は、実行か1つのジョブの再実行・キャンセル、すべての種類の入力での workflow_dispatch の実行、デプロイの承認ができ、成果物・注釈、シークレット・変数・環境・キャッシュ・共同作業者の設定画面もあります。Actionate(有料)は、すべてか失敗したジョブを再実行(デバッグのログつきにもできる)し、workflow_dispatch のワークフローを実行します。キャンセルとデプロイのレビューは説明に書かれていません。Visual GitHub Actions(有料)は、図でワークフローを編集する画面の横で、実行の再実行とキャンセルができます。Pipeline Inbox(こちらのもの、有料、試用30日)は、失敗したジョブ・すべてのジョブ・1つのジョブの再実行、キャンセル、入力つきのワークフローの実行、自分のレビュー待ちのデプロイの承認・却下ができます。無料では、Gh-Workflows が再実行・キャンセル・ワークフローの開始を、GitHub Workflow が実行の構成からの開始とその実行のキャンセルを、GitHub Actions Controller がワークフローの開始をできます。
- 実行が終わったら知らせてほしい:IntelliJ IDEA 2026.3 の早期アクセス版には上に書いた設定があります(この作業コピーからプッシュしたコミットの失敗した実行、既定では切)。Actionate(有料)は、購読した実行が終わったとき、または購読したワークフローでいまのブランチに自分が始めた実行のすべてで知らせます。Pipeline Notifier(無料、IDE 2026.2 以降)は失敗した実行を知らせ(既定では自分のもの)、ほかの人の失敗や GitLab のパイプラインの規則も持てます。CIclone(有料)は複数の CI サービスで知らせます。Pipeline Inbox(こちらのもの)は、自分の実行やいまのブランチの実行が終わると知らせ、いまのブランチの実行をステータスバーに出します。
- 主にワークフローのファイルを書く:同梱の GitHub プラグインが補完と確認をします。GitHub Workflow(無料)はもっと大きなワークフローのファイルのプラグイン、Visual GitHub Actions(有料)はワークフローを編集できる図で見せ、GitHub Actions Helper(無料・一部有料)は
runのステップの中の色分けとシェルの手助けを足し、GitHub Actions Manager は古くなったアクションに印をつけます。カードの下の注を見てください。 - IDE が 2024.1〜2025.2:Marketplace には、これらの IDE 向けに GitHub Actions Manager の古い版があります(2024.1 には2024年7月の版、2024.3 には2025年5月の版、2025.2 には2026年3月の版)。今の版は 2026.2 が必要です。Actionate は 2024.1〜2025.1 に2025年5月の版、2025.2 と 2025.3 に2026年1月の版があります。Pipeline Inbox(こちらのもの)は 2024.1 以降に対応します。Visual GitHub Actions と Gh-Workflows は 2025.2 から、GitHub Actions Viewer・GitHub Actions Controller・Pipeline Notifier は 2026.1 か 2026.2 からです。
- AI 機能も計測もないと自分の説明で言っているプラグインがいい:Pipeline Inbox for GitHub Actions Workflows(Lesstep のもの)。GitHub Actions Manager と Actionate は AI 機能を挙げておらず、計測については何も書いていません。ActionLens は AI に貼り付けるデバッグ用のプロンプトをコピーでき、GitHub Actions のタブを持つ Project Dashboard AI は、自分で選ぶサービスとの AI チャットが中心です。
主な選択肢
JetBrains の IDE に組み込み
- IDE
- IntelliJ IDEA 2024.1 と 2025.3、2026.3 の早期アクセス版、Rider 2026.2 に同梱の GitHub プラグインを確かめました。
- GitHub
- GitHub と GitHub Enterprise のアカウント(IDE からログイン)。
- 実行
- ワークフローの実行・ジョブ・ログの一覧はありません。プルリクの詳細に、チェックが通ったか・失敗したか・まだ動いているかが出て、ブラウザで開くリンクがあり、Git のログには「GitHub Commit Checks」の列があります。2026.3 の早期アクセス版には、既定では切の詳細設定「Notify about a failed GitHub Actions workflow run for your push」(自分のプッシュのワークフローの実行が失敗したら知らせる)が加わりました。この作業コピーからプッシュしたコミットの実行を1分ごとに(既定では30回)探し、その通知から GitHub で開くこととログのダウンロードができます。
- ワークフローのファイル
- 2025.3、2026.3 の早期アクセス版、Rider 2026.2 で:補完、検査(定義されていないアクション、足りない・定義されていない入力、定義されていない・循環するジョブの依存)、新しいワークフローとアクションのファイルのひな形。
- 受付中の要望
- 2026年10月22日の JetBrains の課題管理では「GitHub Actions: Support viewing logs in IDE」(IDE でログを見たい。IJPL-74267、Submitted、5票、2022年1月17日に起票)。ワークフローのファイルへの対応をまとめる課題(IJPL-72839)は2024年11月に Fixed で閉じられています。
- 値段
- IDE に含まれます。
GitHub Actions Manager
- IDE
- 説明では「JetBrains の IDE」。版 2026.1.18(2026年10月14日)は 2026.2 以降向け。Marketplace には古い版があります:2024.1 向け(2024.2.6、2024年7月19日)、2024.3 向け(2025.1.2、2025年5月10日)、2025.2 向け(2025.2.13、2026年3月21日)。
- GitHub
- github.com と GitHub Enterprise Server。IDE の GitHub のアカウントか自分のトークンで、リポジトリごとにアカウントを選べます。
- 実行
- 無料:今と過去の実行(ツールチップに始めたもの・試行の回数・かかった時間)、マトリックスと再利用ワークフローのジョブをまとめた木、ステップごとに分かれて検索できるログ、ブランチ・実行者・イベント・状態での絞り込みといまのブランチの絞り込み、既定で30秒ごとの読み直し、どのリポジトリを出すか隠すかの選択。有料:成果物、実行を起こしたプルリク、デプロイの承認、すべての種類の入力での workflow_dispatch のワークフロー、実行か1つのジョブの再実行・キャンセル、ファイルと行へ飛ぶ注釈、変数とシークレット・共同作業者・Actions のキャッシュ・環境のリポジトリの設定画面。実行が終わったときの通知は説明に書かれていません。
- ほかに
- ワークフローのファイルの手助け:古くなったアクションとその直し、知らないアクション、アクションへの移動。説明にも変更履歴にも AI 機能は挙がっていません。
- 値段
- 実行・ジョブ・ログを見るのは無料。有料の機能:個人 月 US$3・年 US$30、組織 月 US$8・年 US$80、試用30日。
Actionate
- IDE
- 版 2025.1.13(2026年9月19日)は 2026.2 と 2026.3 の早期アクセス版向け。Marketplace には 2025.2 と 2025.3 向けに 2025.1.10(2026年1月3日)、2024.1〜2025.1 向けに 2025.1.7(2025年5月9日)があります。変更履歴によれば、JetBrains の9つの IDE で試しています。
- GitHub
- IDE に同梱の GitHub プラグインのアカウント(既定の1つか、プロジェクトごとに1つ)。GitHub Enterprise Server は説明に書かれていません。
- 実行
- 今と過去の実行を、ブランチ・実行者・イベント・状態で絞って。実行の詳細(イベント・実行者・かかった時間・プルリク・コミット・ブランチ・ワークフローのファイル)、注釈、ダウンロードできる成果物、ジョブ、ステップ、すべての試行、どんな大きさのログでも(畳めるグループとリンクつき)。購読した実行が終わったとき、または購読したワークフローでいまのブランチに自分が始めた実行のすべてで通知。すべてか失敗したジョブの再実行(デバッグのログつきにもできる)。すべての種類の入力で workflow_dispatch のワークフローを実行(ref の選択、必須の入力の確認つき)。キャンセルとデプロイのレビューは説明に書かれていません。
- ほかに
- ワークフローのファイルで環境・変数・シークレットの補完。説明にも変更履歴にも AI 機能は挙がっていません。
- 値段
- 有料:個人 月 US$1・年 US$10、組織 月 US$2・年 US$20、試用30日。
Visual GitHub Actions
- IDE
- 2025.2 以降。版 5.0.0(2026年9月27日)。
- GitHub
- 設定で github.com と GitHub Enterprise にログイン。
- 実行
- Runs のツールウィンドウに、プロジェクトの origin のリモートのリポジトリのワークフローと最近の実行を、ワークフローとブランチで絞り、自動で読み直して。再実行とキャンセル。実行を選ぶとワークフローの図の上にジョブとステップの状態が出て、失敗したジョブは GitHub へのリンクつき。ログは説明に書かれていません。
- ほかに
- 中心は図でワークフローを編集する画面です。ジョブを依存つきのカードで見せ、YAML の横で同期させます。
- 値段
- 有料:個人 月 US$2・年 US$20、組織 月 US$5・年 US$50、試用14日。
Pipeline Inbox for GitHub Actions Workflows(Lesstep)
- IDE
- 2024.1 以降:IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・Rider・GoLand・PhpStorm・CLion・RubyMine ほか、Git が使える JetBrains の IDE。同梱の GitHub プラグインには頼りません。
- GitHub
- github.com・GitHub Enterprise Server・GHE.com。ホストはいくつでも、それぞれの個人用アクセス トークンを IDE のパスワード保管庫に。github.com の公開リポジトリはトークンなしで。IDE のプロキシ設定と信頼する証明書を使います。
- 実行
- このプロジェクトのリポジトリ(Git のリモートから、フォークも)と、足したリポジトリ(owner/repository かアドレス、組織の全リポジトリ、トークンがあれば最近自分が動いたもの)をまたいで1つの一覧に。自分がプッシュした・始めた・自分のコミットのもの、いまのブランチ、失敗、自分のレビュー待ちで絞り込み。実行ごとに、コミット・プルリク・始めた人・ワークフローのファイル。ジョブとそのステップ。ジョブのログは色つき・グループとエラーの行つきで検索でき、ステップをダブルクリックするとそこから開きます。自分の実行やいまのブランチの実行が終わると通知し、いまのブランチの実行をステータスバーに。
- ほかに
- AI 機能なし・計測なし。ページには、設定した GitHub のホストと、ジョブのログのための GitHub のログの置き場(トークンなしで読む)とだけ通信すると書いています。英語と日本語。
- 値段
- 読むのは無料:実行の一覧・ジョブとステップ・ログ・通知・ステータスバー。ジョブの再実行(失敗したもの・すべて・1つ、デバッグのログつきにもできる)・実行のキャンセル・入力つきのワークフローの実行・デプロイのレビューは、個人 月 US$1.50・年 US$15、組織 月 US$3・年 US$30、試用30日。
小さいもの、範囲の狭いものもあります。GitHub Workflow(無料。版 2026.6.26、2026年6月26日、IDE 2024.2 以降)は主にワークフローのファイルのプラグインで、2026年5月の変更履歴で、入力つきで workflow_dispatch のワークフローを始め、実行の状態とログを Run のツールウィンドウに出し、キャンセルできる実行の構成が加わりました。 GitHub Actions Viewer(無料。IDE 2026.2)は、いまのワークスペースの全リポジトリの実行を、リポジトリからステップまでの木で、いまのブランチの絞り込みつきで見せます。ログインは GitHub CLI を通し、ログは説明に書かれていません。 Gh-Workflows(無料。IDE 2025.2 以降)は、ワークフローと最近の実行の一覧、入力つきの workflow_dispatch のワークフローの開始、実行の再実行・キャンセル・削除。ジョブは GitHub で開きます。 ActionLens(無料。IDE 2024.1〜2026.2)は、実行・ジョブ・ステップと、エラーの行を目立たせたジョブのログ全体を見せます。 GitHub Actions Controller(無料。IDE 2026.1 以降)は、Git のツールウィンドウにワークフロー・最近の実行・ジョブの詳細・ログを見せ、workflow_dispatch のワークフローを始めます。 GitHub Actions Monitor(無料。IDE 2024.3 以降)は、プロジェクトのリポジトリの GitHub Actions を見張って操作できると書いています(github.com と GitHub Enterprise Server)。説明にはそれ以上のことはありません。 Pipeline Notifier(無料。IDE 2026.2 以降)は、GitHub Actions の失敗した実行と GitLab のパイプラインを知らせ、ほかのリポジトリやほかの人の失敗の規則も持てます。 Build Monitor(1アカウント・2プロファイルまで無料、それより先は有料。最終更新は2023年12月)は、GitHub のワークフローと Buildkite のビルドを、通知と自動のやり直しつきで見張ります。 CIclone(有料)は、GitHub Actions を含む複数の CI サービスのビルドが終わると知らせ、失敗したテストへ飛べます。 Pull Request Viewer for Bitbucket, GitHub & Azure DevOps(有料)は、プルリクのレビューの中で、そのプルリクの GitHub Actions の実行をジョブ・ログ・再実行・キャンセルつきで扱います。 ワークフローのファイルを書く・確かめるためのプラグイン(GitHub Actions Helper・GitHub Actions Run Highlighter・Action Runtime Sunset Lint など)、ジョブを手元で動かすもの(Runcradle、有料)、ワークフローの安全のためのもの(GitHub Actions Supply Chain Guard・GitHub Actions Pwn-Request Companion)、自分の道具を動かせる CI として GitHub Actions の名前を出しているだけのものは外しました。このページは、IDE でワークフローの実行を追う汎用の道具に絞っています。
値段は、2026年10月22日に Marketplace に載っていた米国での1年目の値段です。ほかの国や2年目以降は違うことがあります。日付も同じページから取りました(UTC)。
ほかの比較
- JetBrains の IDE で Azure DevOps のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で Bitbucket のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で GitLab のマージリクエストを扱う
- JetBrains の IDE で Forgejo・Gitea のプルリクを扱う
- JetBrains の IDE で GitLab のパイプラインを扱う
- JetBrains の IDE で Bitbucket Pipelines を見る
- JetBrains の IDE で Jenkins のビルドを見る
出典
- IntelliJ IDEA 2024.1.7 と 2025.3、2026.3 の早期アクセス版(263.7031.23)、Rider 2026.2.3.1 に同梱の GitHub プラグイン(IntelliJ Platform Gradle Plugin で取得したもの):その記述子と英語の文言の束を2026年10月22日に読みました
- JetBrains の課題管理(状態は2026年10月22日のもの):上にリンクした課題。課題の題名を GitHub Actions・workflow runs・GitHub workflows で検索して見つけました
- プラグイン:上にリンクした JetBrains Marketplace のページ(説明・変更履歴・版と対応の一覧・値段と試用の長さは2026年10月22日時点)、Pipeline Inbox for GitHub Actions Workflows はそのページ
- 一覧の作り方:2026年10月22日に Marketplace で34の語を検索しました。たとえば「github actions」「github workflow」「workflow runs」「github actions runs」「github actions logs」「actions runner」「workflow_dispatch」「github ci」「github checks」「ci status」「build monitor」。IDE の版の絞り込みあり・なしの両方で(2024.1・2024.3・2025.2・2026.2。広い語は絞り込みなしと 2026.2 だけ、上位40件か100件)、名前か説明に GitHub Actions かワークフローの実行が出てくるものすべてを読みました。これらの検索で出てこないプラグインもあるかもしれません。
- このページは英語のページの日本語訳です(2026年10月23日)。