Bitbucket のプルリクのコメントの解決
Bitbucket のプルリクのコメントのスレッドは、話が済んだら解決にでき、済んでいなければ開き直せます。Bitbucket Cloud は2023年7月から、Bitbucket Data Center は 8.9 からです。どちらにも、未解決のコメントを待つマージチェックはありません(待てるのはタスクです)。以下は Atlassian の プル リクエストでコードをレビューする・Finish code reviews faster with improved comment navigation(Cloud)、Commenting on a pull request(Data Center 10.5)・Enhancements to your code review workflow(8.9)(ここまで英語のものあり)と、2つの REST リファレンスからまとめたものです。
Bitbucket Cloud
- 解決:コメントの Resolve でそのスレッドを解決にし、まだやることがあれば Reopen で開き直します。解決したスレッドは、差分の中では最初から畳まれます。Atlassian のページは、承認やマージの前にすべてのコメントに対応したかを確かめる使い方を挙げています。
- 探し方:差分の見出しの上の Comments ドロップダウンに未解決のコメントの数が出て、未解決、解決済みの順に並びます。古くなったコメントにはその印が付きます。ファイルの前の版へのコメントは、そのファイルの差分の上にある数字のボタンの中にあり、古くなったコメントを開き直すのもそこからです。
- いつから:Atlassian は2023年7月31日に、解決できるコメントとこのドロップダウンを発表しました。
- REST API:
POST …/2.0/repositories/{workspace}/{repo_slug}/pullrequests/{pull_request_id}/comments/{comment_id}/resolveでスレッドを解決(200 で解決の情報。すでに解決済みなら 409)、同じパスへのDELETEで開き直します(204。解決していなければ 404)。解決できるのはいちばん上のコメントだけで、返信には 403 が返ります。解決中のコメントにはtype・user・created_onを持つresolutionが付きます。
Bitbucket Data Center
- 解決:コメントのスレッドの Resolve で RESOLVED の印が付いて畳まれます。広げれば読めます。解決したスレッドにはリアクションはできますが、編集と返信はできません。いつでも開き直せます。
- 誰が:Atlassian のページは、プルリクの作成者が対応を終えたコメントを解決すると書き、さらにリポジトリの Read 権限があれば誰でもコメントを解決・再オープンできるとしています。
- タスクは残る:スレッドを解決しても、その中のタスクは解決されません。タスクはそれぞれのチェックボックスで解決します(タスク)。
- 隠すのは別のもの:開いているコメントを隠すのは、自分の画面を片付けるだけです。
- いつから:スレッドの解決と畳む機能は Bitbucket 8.9 からです。
- REST API:
PUT …/rest/api/latest/projects/{projectKey}/repos/{repositorySlug}/pull-requests/{pullRequestId}/comments/{commentId}にコメントのversionと"threadResolved": trueでスレッドを解決、falseで開き直します。この項目は Atlassian が公開している REST の定義では 8.9 からあり、8.8 にはありません。コメントにはthreadResolved・threadResolver・threadResolvedDateが付きます。この呼び出しのリファレンスは、本文を変えられるのはコメントの作成者だけ、それ以外の項目を変えられるのはその作成者・プルリクの作成者・リポジトリの管理者だけ、としています。タスク(重要度BLOCKERのコメント)は、代わりに"state": "RESOLVED"で解決します。
コメントが解決するまでマージを止めるには
Atlassian のマージチェックの一覧には、Bitbucket Cloud(マージ前のチェックを提案または必須にする)にも Data Center(Checks for merging pull requests・英語)にも、未解決のコメントのチェックはありません(どちらも2026年10月26日に確認)。どちらにもタスクのチェックはあります:Cloud は No unresolved pull request tasks、Data Center は No incomplete tasks。指摘でマージを止めたい時はタスクにします。Cloud はコメントの下の Create task、Data Center はコメントをタスクに変えます。マージチェックも参照。
IntelliJ IDEA でコメントを解決する
Pull Request Inbox for Bitbucket は、Lesstep が作っている JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。Bitbucket Cloud と Bitbucket Data Center の、自分のレビュー待ちのプルリクエストを IDE のツールウィンドウに並べます。プルリクのコメントはスレッドで並び、上に「未解決 2 件、解決済み 5 件」と出ます。未解決のスレッドが先、解決済みは「解決済みを表示」の奥に畳まれ、それぞれ誰が解決したかが付きます。各スレッドの下に「解決」「開き直す」「返信」があり、Data Center では 8.9 以降で使えます。スレッドを読むのは無料、解決・開き直し・返信は、承認やマージと同じく Pro(30日間の無料試用つき)です。画面は日本語です。
Bitbucket は Atlassian Pty Ltd の商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは Atlassian・JetBrains のいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。
ほかに:タスク · マージチェック · 「変更を依頼」と Needs work · コードの提案 · 前回のレビューからの変更 · English