Lesstep
Bitbucket Cloud・API トークン・2026年10月23日に確認

Bitbucket の「Your credentials lack one or more required privilege scopes.」

「資格情報に必要な権限が1つ以上足りない」という意味です。API トークンは有効ですが、この呼び出しに要る権限(スコープ)を付けずに作られています。Bitbucket Cloud は HTTP 403 で断り、足りない権限を答えの中に書いています。それを含めて API トークンを作り直し、古いトークンを入れていた所を差し替えます。

答えの全体

実際の例です。プルリク用に作ったトークンで GET /2.0/user を呼んだもの(公開のバグ報告より):

HTTP 403
{"type": "error", "error": {
  "message": "Your credentials lack one or more required privilege scopes.",
  "detail": {
    "required": ["read:user:bitbucket"],
    "granted": ["write:repository:bitbucket", "read:pullrequest:bitbucket", "write:pullrequest:bitbucket", "read:repository:bitbucket"]}}}

required が足す物、granted がトークンの持っている物です。道具によっては文の1行目しか見せなかったり、答えを途中で切ったりするので、一覧が届かないことがあります。同じアドレスを curl で呼べば見えます。

curl -u 'Atlassianのメールアドレス:APIトークン' https://api.bitbucket.org/2.0/user

git では「remote: Your credentials lack one or more required privilege scopes.」

git は同じ拒否を、頭に remote: を付けて出し、続けて 403 を出します。pull はできて tag の push だけができなかった、Atlassian Community の質問(2022年2月)から:

remote: Your credentials lack one or more required privilege scopes.
fatal: unable to access 'https://<user>@bitbucket.org/<path>/<repo>.git/': The requested URL returned error: 403

git が出すのは答えの1行目だけで、required(要る権限)と granted(持っている権限)の一覧は出ません。API トークンで git を使うには、clone・fetch・pull に read:repository:bitbucket、push(tag も含む)にはさらに write:repository:bitbucket が要ります。pull はできて push ができないなら、トークンに書き込みの権限がありません。403 では git は保存したトークンを忘れません(忘れるのは 401 のときだけ。410 のページと同じ)。新しいトークンを作ったら、古いものを git の資格情報ヘルパーから消し、git に聞かれたら新しいものを入れます。

プルリクの道具に要る権限

Atlassian の API token permissions(英語)より:

権限どうしは互いを含みません。Atlassian の表には、プルリクの読み取りはリポジトリの読み取りを含まない、プルリクの書き込みはリポジトリの書き込みを含まない、リポジトリの書き込みはリポジトリの読み取りを含まない、とあります。write:pullrequest だけ、read:pullrequest だけのトークンでも、横に read:repository が要ります。

トークンを作り直す

  1. 右上のプロフィール → Account settings → Security タブ → Create and manage API tokens。
  2. Create API token with scopes:名前と有効期限、アプリは Bitbucket、権限は今までの物に required の物をすべて足して選ぶ。
  3. トークンを控える。Atlassian は一度しか表示せず、後から取り出せません。
  4. 古いトークンを入れていた所に新しいトークンを入れ、同じ画面で古い方を取り消す(Revoke)。

Git の HTTPS(プルには read:repository、プッシュには write:repository)は、Git を API トークンに切り替える手順へ。

IntelliJ IDEA で Bitbucket のプルリクを見るなら

Pull Request Inbox for Bitbucket は、Lesstep が作っている JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。Bitbucket Cloud には Atlassian の API トークンで入ります。読むには read:pullrequest・read:repository・read:user、承認・マージもするなら write:pullrequest を足します。Bitbucket が断ったときは、required の権限と、どれを足せばよいかを画面に出します。受信箱・差分・議論は無料、承認・コメント・マージは Pro(月 US$1.50・30日間の無料試用つき)です。画面は日本語です。

JetBrains Marketplace で入れる

Bitbucket と Atlassian は Atlassian の商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは Atlassian・JetBrains のいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。

ほかに:IntelliJ IDEA の Bitbucket プルリク用プラグインの比較 · English