Bitbucket Cloud は2026年11月30日に、3.0.0 より前の Git Credential Manager の OAuth を止める
Git が Bitbucket Cloud に Git Credential Manager のブラウザーでのログイン(OAuth)で入っている場合、Git Credential Manager が 3.0.0 以降でないと、2026年11月30日からプルもプッシュも通らなくなります。IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・Rider はパソコンに入っている Git を動かすので、IDE からの操作も同じです。Windows ではたいてい Git for Windows に付いてきた Git Credential Manager で、Git for Windows にはまだ版 3 が入っていません。
影響を受ける人
Bitbucket Cloud の変更履歴(2026年10月13日)によると、古い版は、Bitbucket が今は必須にしている「入れ替わる OAuth のリフレッシュ トークン」に対応していません。
| 使っている物 | すること |
|---|---|
| Git Credential Manager を使わない Git(SSH も) | 何もしなくてよい |
| Git Credential Manager +トークン(API トークン・アクセス トークン) | 何もしなくてよい |
| Git Credential Manager + OAuth(ブラウザーでログイン) | 2026年11月30日までに Git Credential Manager を 3.0.0 以降に |
それまでは、影響を受ける人には git push のたびに知らせが出る、と変更履歴にあります。
版を調べる
git credential-manager --version git config --show-origin --get-all credential.helper
1行目で版が出ます(例:2.7.3+…)。2行目で Git がそれを使っているかが分かります。C:/Program Files/Git/etc/gitconfig の manager は、Git for Windows の初期設定です。
Git for Windows を更新するだけでは、まだ足りない理由
Git Credential Manager 3.0.1 は2026年10月6日に出ました(リリース。説明に「Support for Bitbucket Cloud's updated OAuth tokens」=Bitbucket Cloud の新しい OAuth トークンへの対応)。いちばん新しい Git for Windows は2026年10月22日の 2.56.0(3) で、そのリリースノートで最後に名前の出る Git Credential Manager は v2.9.0(2026年7月から同梱)です。変更履歴にも、Git for Windows に入るまでは Git Credential Manager を直接入れるように、とあります。
逃げ道1:Git Credential Manager 3 を入れる
- Windows:リリースのページの
gcmuser-win-x64-3.0.1.exeは自分のユーザーだけに、管理者の権限なしで入ります。gcm-win-x64-3.0.1.exeは全ユーザーに入り、管理者の権限が要ります(arm64 版もあり)。入れ方の説明によると、単体で入れた物が Git for Windows 同梱の物より優先されます。 - macOS(Homebrew):
brew upgrade --cask git-credential-manager
入れたら、もう一度 git credential-manager --version で確かめます。Azure Repos も使っているなら、版3ではそちらのサインインの仕方も変わります(何が変わったか)。
逃げ道2:OAuth をやめて API トークンにする
トークンでのログインは影響を受けません。Atlassian の API トークンを作り、Git を API トークンに切り替える手順のとおりに Git で使います。Git Credential Manager がブラウザーを開かずにトークンを聞いてくるようにするには、Bitbucket のログインをトークンだけに絞ります(設定の説明)。
git config --global credential.bitbucketAuthModes basic
IntelliJ IDEA で Bitbucket のプルリクを見るなら
Pull Request Inbox for Bitbucket は、Lesstep が作っている JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。Bitbucket の API とは、IDE のパスワード保管庫に入れた自分用の Atlassian の API トークン(またはアクセス トークン)で話し、Git Credential Manager は通りません。Git そのもの(プル・プッシュ・チェックアウト)は、これまでどおりパソコンの Git と資格情報ヘルパーを使います。受信箱・差分・議論は無料、承認・コメント・マージは Pro(30日間の無料試用つき)です。
Bitbucket と Atlassian は Atlassian の商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは Atlassian・JetBrains・Git Credential Manager のプロジェクトのいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。
ほかに:PyCharm で Bitbucket のプルリクをレビューする · アプリパスワード廃止後の「error: 410」 · Bitbucket Cloud の SSH は ssh.bitbucket.org へ · English