Lesstep
Jenkins 2.580.1・CLI と REST API・2026年10月24日に確認

Jenkins の「ERROR: anonymous is missing the Overall/Read permission」

Jenkins はそのリクエストを「誰でもない人」(anonymous)からの物として受け取り、セキュリティの設定では anonymous は何も読めません。直すのは権限ではなく、たいていは「ユーザー ID と API トークンをリクエストと一緒に Jenkins へ届けること」です。

Jenkins の答え

2026年10月24日に、手元の Jenkins 2.580.1(ログイン必須・匿名では何も読めない設定)で確かめました。資格情報なしの Jenkins CLI は、list-jobs でも build でも同じでした(終了コード 6):

java -jar jenkins-cli.jar -s https://jenkins.example.com/ -http list-jobs

ERROR: anonymous is missing the Overall/Read permission

Jenkins が日本語で動いていると、同じ誤りはこう出ました(文の言語は Jenkins のサーバー側の言語で決まりました):

ERROR: anonymous には、全体/Read パーミッションがありません。

資格情報なしの REST API:

curl -i 'https://jenkins.example.com/api/json'

HTTP 403
X-You-Are-Authenticated-As: anonymous
X-Required-Permission: hudson.model.Hudson.Read

本文は「Authentication required」という HTML のページで、ブラウザーを /login へ回し、注釈に Permission you need to have (but didn't): hudson.model.Hudson.Read とあります。JSON を待つスクリプトには、このページが届きます。

資格情報が届かなかった訳

Jenkins が自分を誰だと思っているかは /whoAmI/api/json で分かります。anonymous にも答えが返り({"name":"anonymous","anonymous":true,…})、ユーザー ID と API トークンを付ければそのユーザーの名前が返りました。

ユーザー ID と API トークンを渡す

トークンは Jenkins で作ります。自分のユーザーのページ(右上の自分の名前)→ Security → API Token → Add new Token。表示されるのは1回だけです。次のどれも、同じ Jenkins で通りました:

# CLI
java -jar jenkins-cli.jar -s https://jenkins.example.com/ -http -auth あなたのユーザーID:APIトークン list-jobs
java -jar jenkins-cli.jar -s https://jenkins.example.com/ -http -auth @credentials.txt list-jobs   # ファイルの中身は ユーザーID:APIトークン
JENKINS_USER_ID=あなたのユーザーID JENKINS_API_TOKEN=APIトークン java -jar jenkins-cli.jar -s https://jenkins.example.com/ -http list-jobs

# REST API
curl -u 'あなたのユーザーID:APIトークン' 'https://jenkins.example.com/api/json'

API トークンでサインインしたリクエストは、CSRF のクラムも要りません:「403 No valid crumb was included in the request」。

名前が anonymous ではないとき

「<ユーザー> is missing the Overall/Read permission」なら、Jenkins はそのユーザーの資格情報を受け付けたうえで、権限の設定がそのユーザーに全体/Read を与えていません。こちらは本当に権限の問題で、管理者が Manage Jenkins → Security で与えます。

IntelliJ IDEA など JetBrains IDE で Jenkins のビルドを見るなら

Pipeline Inbox for Jenkins は、Lesstep が作っている JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。Jenkins のサーバーごとに、ユーザー ID と API トークンをすべてのリクエストに最初から付けて送ります。サインインが要るサーバーにトークンが入っていなければそう表示して設定へ案内し、Jenkins が断ったユーザー ID やトークンはそうと分かる文で出します。ビルドの一覧・Pipeline の段・失敗したテスト・コンソールのログは無料、パラメーター付きのビルド・再ビルド・中止・入力ステップは Pro(月 US$1.50・30日間の無料試用つき)です。画面は日本語です。

Jenkins® は LF Charities Inc. の登録商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは Jenkins プロジェクト・JetBrains のいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。

ほかに:IntelliJ IDEA で使える Jenkins のプラグインの比較 · English