JetBrains IDE で Bitbucket Pipelines を見る
IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・Rider などの JetBrains IDE で使える、Bitbucket Pipelines の無料の受信箱です。 作業しているすべてのリポジトリから、気にしているパイプライン(自分が始めたもの、チェックアウト中のブランチのもの、失敗したもの、動いているもの)を IDE のツールウィンドウの1つの一覧に集め、ステップ・失敗したコマンド・ログ(ステップが動いている間も)と一緒に見せます。画面は日本語です。
Bitbucket Cloud(bitbucket.org)専用です。Bitbucket Data Center には Pipelines が無い(Bamboo などの CI でビルドする)ので、このプラグインで見せるものがありません。
JetBrains Marketplace で入れる(読むのは無料・実行などは30日間の無料試用つき)
ほかの選択肢との比べ方はこちら。同じ IDE で Bitbucket のレビュー待ちのプルリクを見るなら:Bitbucket のプルリクのプラグイン(英語)。
このプラグインは Atlassian と提携しておらず、後援・承認も受けていません。
こんな人向け
- プッシュのたびに、ブラウザで Bitbucket の Pipelines のページを開いて結果を待っている
- リポジトリやワークスペースが多く、自分に関係するパイプラインだけを1か所で見たい
- 失敗したとき、長いログの中からどのコマンドで落ちたかを探している
- コードやログを AI や外部のサーバーに送るツールは社内で使えない
パイプライン
- このプロジェクトのリポジトリは設定なしで:Git のリモートから読みます
- ほかのリポジトリは、workspace/repository かブラウザのアドレスを貼り付けて、またはワークスペースの全リポジトリを足せる。サインインしていれば、ワークスペースで最近更新されたリポジトリも
- 絞り込み:自分の(自分が始めた)、いまのブランチ、失敗(失敗かエラー)、動いている(待ち・実行中・手動のステップで止まっている)
- 1行ごとに、状態、
bitbucket-pipelines.ymlのどのパイプラインか(default・branches・custom・pull-requests)とビルド番号、プルリク、ブランチ、何が始めたか、かかった時間、いつ - Bitbucket Pipelines の CI のビルドの見張り:自分が始めたパイプラインやいまのブランチのパイプラインが終わると、失敗したステップのログへのリンクつきで通知。いまのブランチのパイプラインをステータスバーに
詳しい中身とログ
- コミットとそのメッセージ、プルリク、始めた人、ビルドの分数、
bitbucket-pipelines.yml(プロジェクトにあればエディターで開く) - ステップとそのコマンド、状態、かかった時間、イメージ。ステップが失敗したコマンドと、それが最後に出した言葉を一番上に
- 下のコンソールにステップのログを。色つき、コマンドごととエラーの行に印、検索できる。動いているステップのログは Bitbucket が書くにつれて伸びる。コマンドをダブルクリックすると、そのコマンドが始まるところでログが開く
- 手動のステップで止まっているパイプラインは、Bitbucket のその画面へのリンク(Bitbucket の API では手動のステップを始められないため)
操作
- パイプラインを実行:ブランチを選んで、そのブランチのパイプラインか custom のパイプラインを。宣言された変数ごとの欄(許される値の一覧があれば選択)、既定値は入った状態で、値は覚えておくこともできる(secured の変数は覚えません)。custom のパイプラインを変数つきで実行する・API の「bitbucket-pipelines.yml not found.」
- もう一度実行:同じコミット・ブランチ・プルリクで新しいパイプラインを(Bitbucket の Rerun と、API に再実行が無いこと)
- 動いているパイプラインを止める(新しい push で古いパイプラインを止める)
無料と有料
無料:リポジトリをまたいだパイプラインの履歴・ステップとそのコマンド・ステップのログ・通知・ステータスバー。有料(プラグイン内では「Pro」と表示・30日間の無料試用):パイプラインの実行・もう一度実行・止める。
ライセンスは JetBrains Marketplace で販売しています。個人は月 US$1.50・年 US$15、組織は1人あたり月 US$3・年 US$30(Marketplace ではお住まいの通貨で表示されます)。 読むのは誰でも無料なので、チームで IDE からパイプラインを実行・停止する人だけがライセンスを持てば足ります。試用やライセンスが終わっても読むのはそのままで、止まるのはこれらの操作だけです。
チームで買うとき:組織ライセンスは JetBrains Account で管理し、管理者が開発者に割り当てます(社内の JetBrains License Server からも配れます)。支払いはカードか PayPal。注文書や銀行振込で払うときは、Marketplace のプラグインの値段のページの Get Quote で見積もりを取れます。
入れ方
JetBrains Marketplace から入れるか、IDE の設定のプラグインで Marketplace(マーケットプレイス)のタブを開き、Pipeline Inbox for Bitbucket Pipelines を検索します。 右のツールウィンドウのバーの Bitbucket Pipelines を開くと、このプロジェクトのリポジトリはもう入っています。ほかは リポジトリを追加… で足します。
対応する環境
- Bitbucket Cloud(bitbucket.org):非公開と公開のリポジトリ、ワークスペースはいくつでも
- 公開リポジトリはサインインなしで(その場合 Bitbucket は1時間に60回まで)
- 呼び出しは少なく:Bitbucket はすべての呼び出しを数えるので、読むリポジトリが多いほど読み直しの間を空けます。動いているステップのログは前回の続きだけを読みます
- IDE の HTTP プロキシ設定(プロキシのログインも)と、IDE が信頼する証明書(自社の証明書など)
- Git を使える JetBrains IDE ならどれでも(IntelliJ IDEA・Rider・PyCharm・WebStorm・GoLand・PhpStorm・CLion・RubyMine など)。2024.1 以降。ほかの Bitbucket のプラグインには頼りません
サインイン
非公開のリポジトリと有料の操作には、Atlassian アカウントのメールアドレスと API トークンでサインインします。 Atlassian アカウントの API トークンのページで Create API token with scopes を選び、Bitbucket を選んで、 読むために read:pipeline・read:repository・read:user・read:workspace、パイプラインの実行と停止に write:pipeline のスコープをつけます。 リポジトリ・プロジェクト・ワークスペースのアクセストークンでも使えます(メールアドレスは空のまま)。 設定 | ツール | Pipeline Inbox for Bitbucket Pipelines に入れて サインインを試す を押します。メールアドレスとトークンは IDE のパスワード保管庫に入り、api.bitbucket.org にだけ送られます。 終わったステップのログは、Bitbucket がそのために渡すアドレスから、サインインなしで読みます。
社内で使ってよいか判断するために
- 通信先:api.bitbucket.org と、終わったステップのログのための Bitbucket のログの置き場だけ
- AI 機能なし・こちらのクラウドなし:コードもログも、AI のサービスにもこちらのサーバーにも送りません
- 計測なし:利用状況は集めません。ライセンスの確認は IDE が JetBrains Marketplace を通して行います
- サインイン:IDE のパスワード保管庫に入れ、api.bitbucket.org にだけ送ります
画面の文言は日本語で表示されます。Bitbucket から届くメッセージやパイプライン名はそのままです。
エラーの説明
- 「Container 'Build' exceeded memory limit.」
- 「Container 'docker' exceeded memory limit.」
- 「Exceeded build time limit of 120 minutes」と「Step exceeded processing limits」
- push したのにパイプラインが動かない:6つの理由と、手で始める方法
- キャッシュが効かない:7つの理由と、ロックファイルに合わせて変わるキャッシュ
- 次のステップにアーティファクトが無い:アップロードとダウンロードがログのどこに出るかと、6つの原因
- 前は通ったビルドが今は落ちる:自分のコードかそれ以外か・Build setup のイメージのダイジェストと固定
- Build setup に時間がかかる:クローンとイメージの取得を自分で測り、深さ・ステップごとの LFS・小さいイメージで短くする
- ビルド時間(build minutes)を使い切った:数えられるもの・どこで使ったか・減らし方・2026年10月26日と12月3日の請求の変更
- パイプラインからの push が「Permission denied to update branch」:ブランチ制限と、アクセストークンでの push
- Docker Hub の「You have reached your pull rate limit」:共有の IP 範囲での取得の上限と、ビルドイメージ・サービス・パイプのログイン
- 「There is an error in your bitbucket-pipelines.yml」:場所の読み方・よくある4つの文・push の前に確かめる
- 「This pipeline was paused」(デプロイ):同じ環境への別のデプロイ・デプロイを許されていないブランチや人・自動で再開する concurrency group
- 「There was an unexpected system error that may have left your step half-completed」:ランナーのホストで見る所と、失敗したステップだけのやり直し
- 「command not found」:PATH という名前の変数、イメージに無い道具、別のステップや PATH の外に入った道具
- git のサブモジュールを取ってこない:リポジトリのアクセストークン(アプリパスワードはもう使えない)か、ssh.bitbucket.org の SSH
- 「We couldn't clone the repository. Try rerunning the pipeline.」:Build setup の段の Git の理由と、ランナー・ネットワーク・取得の深さの直し方
- 「Currently no online runner available that matches the required labels.」:既定のラベル・ランナーの状態・足した場所
- 「No space left on device」:一杯なのはどのマシンか・ランナーの作業フォルダの移し方
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- お問い合わせ:support@lesstep.com(日本語で大丈夫です)
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