Bitbucket:「The diff for this file is too large to render」
Bitbucket の画面は、ページが時間切れにならないよう、決まった大きさを超えると差分を描かなくなります。変更はリポジトリに全部あり、画面が省いているだけです。そのためロックファイルや生成コード、大きなデータファイルが、プルリクエストで誰にも見られないまま通ることがあります。上限は Bitbucket Cloud と Bitbucket Data Center(旧 Bitbucket Server)で違い、Atlassian の Cloud 向けのページには上限を上げる設定はありません。
Bitbucket Cloud
Atlassian のページ コンテンツと diff の表示制限(英語版 Limits for viewing content and diffs)より:
- 1ファイル:差分は 2,000 行の変更、または生の差分データで 102,400 バイト(100 KB)まで。
- 差分全体:変更 8,000 行まで。
- ファイル数:1つの差分で 200 ファイルまで。
- 出る文:2024年4月に直された不具合の報告(BCLOUD-23199)では、変更が 1,000 を超えるファイルで「Expand all files」を押すと「Diff too large. The diff for this file is too large to render」と出ました。コミュニティの質問に引かれた以前の文は「Now that is a lot of code! There's simply too much in this diff for us to render it all.」です。
- 上限に達すると、プルリクエストはファイルを1つずつ読み込みます。ファイルのツリーで行き来します。どのプルリクエストもそうしたいときは、差分の Settings → Load files → Individually を選んで保存します。
- コミュニティでの回答で Atlassian の担当者は、上限を少し下回るプルリクエストでも、サーバーの計算が時間切れになって開けないことがあると補い、分けるか、手元の
git diffでレビューすることをすすめています。
Bitbucket Data Center
Atlassian の記事 The diff for this file is too large to render(2025年9月25日更新)と設定プロパティの一覧より:
The diff for this file is too large to render. You can still retrieve it manually with the following Git command. The list of changes is too large to render. Showing the first 1,000 files
- 1つ目は、ファイルの差分が
page.max.diff.lines(既定 10,000 行)より長いときに出ます。 - 2つ目は、プルリクエストやコミットが変えたファイルが
page.max.changes(既定 1,000 件)より多いときに出ます。 - どちらも、Bitbucket のほかのページの大きさと違って「固い上限」で、超えた先のページは求められません。
- 管理者は共有ホームの
bitbucket.propertiesで上げられ、Bitbucket の再起動で効きます(Atlassian の例:12,384 行のファイルには、その2倍のpage.max.diff.lines=24768)。上限は大きすぎる要求からサーバーを守るためのものなので、上げるのは慎重に、上げた後はサーバーの様子を見るように、と Atlassian は書いています。
実例(2026年10月24日に確かめた)
- bitbucket.org の公開リポジトリ atlassian/amps のプルリクエスト #1197(2026年2月にマージ)は、3,278 行・157,459 バイトの
yarn.lockを足しています。Cloud の1ファイルの上限を両方とも超えています。サインインなしの REST API では、変更の一覧(diffstat)にこのファイルが「3,278 行追加」で載り、ファイルの住所(/2.0/repositories/atlassian/amps/src/{コミット}/{パス})から全部が返りました。 - 同じリポジトリの1年離れた2つのタグ(Release-9.5.3 と atlassian-amps-parent-9.14.0)の間では、diffstat が 679 ファイル・変更 28,036 行を2ページで返しました。200 ファイルも 8,000 行も超えています。Cloud の上限は画面のもので、API のものではありません。
残りを見る方法
- Git で:
git fetch originのあと、git diff --stat origin/main...origin/featureでファイルの一覧、git diff origin/main...origin/feature -- path/to/fileで1ファイル。点3つは、プルリクエストと同じくマージベースからの差分です。 - 生成されたファイルをレビューから外す:Atlassian は、ファイルをプルリクエストから除外する、大きなファイルは Git LFS に置く(その差分はそもそも表示されません)、コミットに入れるべきでないパスは無視する、をすすめています。
- プルリクエストを分ける:Atlassian は、レビューできる大きさで、1つのプルリクエストに1つの関心事を、とすすめています。
- Data Center なら、
page.max.diff.linesとpage.max.changesを管理者に相談する。 - IDE で:ファイルを Bitbucket から読んで自分で差分を取る IDE なら(下)。
IntelliJ IDEA で Bitbucket のプルリクエストを
Pull Request Inbox for Bitbucket は、Lesstep が作っている JetBrains IDE(2024.1 以降)のプラグインです。自分のレビューを待っているプルリクエストを IDE のツールウィンドウに並べます。変更されたファイルを Bitbucket から丸ごと読み、2つの版を IDE の差分ビューアで比べるので、Bitbucket Cloud の画面が省くファイルも差分が全部出ます(変更ファイル 3,000 件まで)。1.0.27 からは、変更ファイルを全部は並べられなかったとき、先頭の分だけを表示していることと、残りは git diff で見られることを「ファイル」タブに出します。Bitbucket Data Center(ベータ版・8.9 以降)では、ファイルの一覧は同じ page.max.changes の上限を通って届き、ファイルの中身は page.max.diff.lines の掛からない生のファイルの住所から読みます。本物の Data Center のサーバーではまだ試していません。レビューの受け箱・差分・議論は無料、承認・コメント・マージは Pro(月 US$1.50・30日間の無料試用つき)です。画面は日本語です。
Bitbucket と Atlassian は Atlassian の商標、IntelliJ IDEA は JetBrains s.r.o. の商標です。このページは Atlassian・JetBrains のいずれとも提携しておらず、承認も受けていません。
ほかに:Rate limit for this resource has been exceeded · You are not permitted to access this resource(Data Center) · IntelliJ IDEA で使える Bitbucket のプルリクエストのプラグインの比較 · English