Lesstep
2026年10月23日に確認

IntelliJ IDEA・PyCharm ほか JetBrains の IDE で GitHub のプルリクを扱う

JetBrains の IDE には GitHub のプラグインが標準で入っていて、プルリクについては無料でかなりのことができます。絞り込みつきの Pull Requests のツールウィンドウ(その中に「Review requests」の絞り込みもあります)、差分の中でのレビューと承認・変更依頼、提案された変更の手元への適用、既読の印、マージ・スカッシュ・リベース、プルリクの作成です。ただし見せるのは一度に1つのリポジトリで、GitHub のリポジトリが複数あるプロジェクトでは「Change Repository or Account」で切り替えます。複数のリポジトリのプルリクを1つの一覧に出す要望(IJPL-72813)は Shelved(棚上げ)で、GitHub の通知(IJPL-74105)と自動マージ(IJPL-74187)の要望は未対応のままです。 GitHub のプルリクを扱う JetBrains Marketplace のプラグインとして見つかったのは次のものです。

お断り:このうちの1つ(Pull Request Inbox for GitHub)は Lesstep が作っています。ほかは、それぞれの JetBrains Marketplace のページ(説明・変更履歴・版の一覧・米国での値段)をもとに書きました。そこに書かれていないことは、推測せずに「説明に書かれていない」とします。 GitHub は GitHub, Inc. の商標です。Pull Request Inbox for GitHub は GitHub, Inc. と提携しておらず、後援・推奨も受けていません。 誤りのご指摘は support@lesstep.com へ(日本語で大丈夫です)。English

どれが合うか

主な選択肢

JetBrains の IDE に標準で入っている機能

IDE
IntelliJ IDEA 2024.1 と 2025.3、2026.3 の早期アクセス版、Rider 2026.2 に入っている GitHub のプラグインと、IntelliJ IDEA 2026.2 のヘルプを確かめました。
GitHub
GitHub と GitHub Enterprise のアカウント。IDE からログインします。github.com は Log In via GitHub かトークンで、GitHub Enterprise はトークンで(GitHub がトークンを断ったときに出る文)。
プルリク
プロジェクトの1つのリポジトリのプルリクを一度に(「Change Repository or Account」で切り替え)。状態・作成者・ラベル・担当者・レビューの状態で絞り込め、自分のプルリク・自分が担当のもの・レビューの依頼(「Awaiting review from you」)のすぐ使える絞り込みもあります。差分の中で単発のコメントか保留中のレビューを書き、承認・変更依頼・コメント。提案された変更の手元への適用。既読の印。マージの条件(必須のチェック・コンフリクト・未解決の会話・必要な承認)。マージ・スカッシュしてマージ・リベース。クローズ・再オープン・レビュアーの依頼。ブランチのチェックアウト(2026.3 の早期アクセス版は Git のワークツリーで開くこともできます)。プルリクの作成(下書きも)。
含まれないもの
リポジトリをまたいだ一覧、レビューを頼まれたときの通知、自動マージ:プラグインのファイルにそういう操作や文言は見つかりませんでした。要望は上にリンクしています。
値段
IDE の一部。別の値段はありません。

GitHub PRs Monitor

IDE
どの IDE かは説明に書かれていません。標準の GitHub と Git のプラグインが要ります。2025.1 以降向けで、Marketplace は 2024.1〜2024.3 向けの版を出していません。
GitHub
IDE に設定した GitHub のアカウント。GitHub Enterprise は説明に書かれていません。
プルリク
開いているプロジェクトと最近閉じたプロジェクトのリポジトリの、開いているプルリクを定期的に確かめ(コメント・レビュー・レビューの依頼・承認の変化)、ツールウィンドウに一覧にします。プルリクの作成者での絞り込みつき。新しいコメントと編集されたコメント、レビューの依頼、承認か変更依頼、@メンションのデスクトップ通知。未読のコメントと、まだ自分のレビューを待っているプルリクのリマインダー(後回しにできます)。プラグインから返信・承認・マージができるかは説明に書かれていません。
値段
フリーミアム:プロジェクトごとの設定と、閉じたプロジェクトの確かめる間隔の変更が有料。個人 月 $1・年 $10、組織 1人 月 $5・年 $50、試用7日。

Pull Request Viewer for Bitbucket, GitHub & Azure DevOps

IDE
説明では IntelliJ IDEA。2024.3 以降向け。
GitHub
説明に GitHub とあります。GitHub Enterprise は書かれていません。
プルリク
設定したリポジトリをまたぐ待ち行列。All Open・Needs My Review・My PRs の絞り込みと検索つき。IDE の差分(プルリク全体か、コミットごと)。行へのコメントとスレッド。ファイルにレビュー済みの印を付け、自分のレビューの後の変更を見つけます。レビューの判断。変更履歴によれば、2026.4.0(2026年10月)で、レビューの依頼を定期的に確かめる機能をやめました。
ほかに
同じプラグインで Bitbucket Cloud と Azure DevOps Services。GitHub Actions の実行・ジョブ・ログで CI の失敗を調べる画面。
値段
有料:個人 年 $15、組織 1人 年 $30、試用30日。

PR-FlowTracker

IDE
説明では「お使いの JetBrains の IDE」。macOS と Linux を勧め、Windows でも動くと書いています。2023.2〜2026.2 向け。
GitHub
説明に GitHub とあります。GitHub Enterprise は書かれていません。
プルリク
開いているプルリクを、その変更・レビューの依頼・コンフリクトと一緒に。2025年5月と6月の変更履歴で、有効にしたリポジトリをまたぐマルチリポジトリのモード、すぐ使える絞り込み、リポジトリをまたいだレポート、Pull Request Actions のタブ(レビューの送信=コメント・承認・変更依頼、選んだ方法でのマージ、ラベルと担当者の設定)が加わりました。通知は書かれていません。
値段
有料:月 $1・年 $10(個人も組織も同じ)、2年目と3年目は安くなります。試用30日。

Pull Request Inbox for GitHub(Lesstep)

IDE
2024.1 以降:IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm・Rider ほか、Git が使える JetBrains の IDE。標準の GitHub のプラグインには頼りません。
GitHub
github.com・GitHub Enterprise Server・GHE.com。それぞれの個人アクセストークンを IDE のパスワード保管庫に入れます。github.com の公開リポジトリはトークンなしで読めます。IDE のプロキシの設定と信頼済みの証明書を使います。
プルリク
自分のレビューを待っているもの・自分がレビューしたもの・自分が出したものを1つの一覧に。プロジェクトで開いているすべての GitHub のリポジトリ(各行にリポジトリの名前)・その持ち主(ユーザーか組織)・GitHub 全体から集め、各行に前回見たあとの新しいことを示します。新しいレビューの依頼が届いたときの通知。変更したファイル全部を GitHub から取って1つの差分画面に。そのファイルへの後の push で消える既読の印。差分の中の行の会話(未解決を上に・解決済みは畳む)。言葉で示すマージの条件。チェックとコミットのステータス。ブランチのチェックアウト(フォークからも)。
ほかに
AI 機能なし・計測なし。ページには、設定した GitHub のホストとだけ通信すると書いています。画面は英語と日本語。
値段
読むのは無料:受信箱・差分・既読の印・会話・マージの条件・チェックとステータス・ブランチのチェックアウト。承認・変更依頼・コメント・返信・解決・マージと自動マージ・ブランチの更新・準備完了と下書きの切り替え・クローズ・プルリクの作成は、個人 月 US$1.50・年 US$15、組織 1人 月 US$3・年 US$30、試用30日。

JetBrains Marketplace から入れる

小さいもの、範囲の狭いものもあります。Git Desk(有料・買い切り $19・試用14日・ベータ版・IDE 2025.1 以降)は、設定したリポジトリをまたいで GitHub のプルリクと GitLab の MR を一覧にし、リポジトリで絞り込めます。アクセストークンが要り、コンフリクトを解くマージの画面・リポジトリの一覧・ワークツリーもあります。 OrbiTrack(無料)の説明は1行で、組織とリポジトリをまたいだ GitHub の issue とプルリクを IDE の1つの画面で、というものです。版は IDE 2025.1〜2026.1 向けで、Marketplace は 2026.2 向けを出していません。 Github Tools(無料)は、組織のリポジトリとそのプルリク・リリースなどを追います。最後の版は2021年4月です。 PR-FreeTracker(無料・IDE 2023.2〜2025.2)は PR-FlowTracker の軽い版で、レポートとすぐ使える絞り込みがあります。 GitHub Notifications(無料・IDE 2024.3 以降)は、GitHub の未読の通知(新しい50件)を絞り込みつきで一覧にします。GitHub CLI が要ります。 IDE で GitHub のプルリクを扱う無料のプラグインはほかにも:PR Insights(2025.2 以降・見ているプルリクの通知を選べる)、PR Pilot(2025.2 以降・Bitbucket Cloud も・AI の要約)、Smart PR Review(2025.1 以降・Azure DevOps も)、Review Lens(2026.1 以降・開いているウィンドウでプルリクをチェックアウト・GitHub CLI が要る)、Anchor - Remote VCS(ベータ版・2025.3 以降・issue・プルリク・ブランチ)、Bidaide(2026.1 以降・GitHub CLI を通して・Android の端末の道具つき)。Upstack(無料・2026.2 以降)は、GitHub CLI を通して積み重ねたプルリク(stacked pull requests)を扱う画面です。

値段は、2026年10月23日に Marketplace に載っていた米国での1年目の値段です。ほかの国や2年目以降は違うことがあります。日付も同じページから取りました(UTC)。

標準のプラグインが出す自分の文(ソースで確認)

IDE に入っている GitHub のプラグインは、マージのチェックでも、GitHub に断られたときやつながらないときも、GitHub の文ではなく自分の文を出します。IntelliJ IDEA の GitHub のプラグインのソース(2026年10月30日)でそれを読み、それぞれの裏にある GitHub 側の事情を書いたページと並べました:

ほかの比較

出典